不安の正体 -空き缶を探せ-

不安の正体 -空き缶を探せ-

どうして人は不安になるのか?ネガティブな感情になってしまうのか?ビジネスは知識よりノウハウより、心のあり方がすごく重要で、不安を不安のままにしておくと良い方向には進めないでしょう。

道も光も人もいない山奥に迷い込んでしまったとします。夜になってしまい、どの方向に歩いても先は真っ暗。目が慣れてきて、自分の周りだけがかろうじて見える状態。

たぶん、誰もが不安になると思います。なぜ不安になるのか?それは、先が見えないからですね。3日4日と同じ状態が続くと、1週間後の自分の生活すらイメージできなくなります。そうなると不安はもっと大きくなってしまいます。

4,5日森の中を彷徨い歩き、道路や山小屋、空き缶などのゴミを発見したとします。「ここに人が来たんだ!」「その人はどうやって帰ったのだろう?」「あ、向こうに小さな道がある!」たぶんその時点で不安は半減するはず。

 

空き缶を見つけよう

ここでいう空き缶とは「良い未来イメージ」です。たった1つのヒントが見つかっただけでも、人は不安から解放されることがる。空き缶を手掛かりに、道が見つかり、山小屋が見つかり、遠くに電柱が見えてくる。そして、ずっと遠くに街の光のようなものが見えてくる。

光が見えれば、もうそこに向かって突き進むのみ。疲れたら休むこともできるし、無理して走る必要もない。未来や希望が見えると、人は安心できるのです。

 

ビジネスと不安

ビジネスでも全く同じことが言えます。「失敗したらどうしよう」「先が見えなくて動けない」不安が大きい人は、要するに未来がイメージできていことが原因です。空き缶を発見していないのです。

僕らは山奥にいるわけじゃない。ヒントは山ほど転がっているのに、それを見ようとしない。どうしようどうしようとそればかり。足元をみないで、妄想ばかり。これも不安の正体かもしれません。

 

不安の正体とはコントロールできない未来

1年後自分の会社がどうなっているかなんて誰にもわかりません。ただ、たくさんのヒントを持っているので、ある程度予想はできます。

とは言え、不安が全くないかというとそうではありません。売上は変動しますから、当然落ち込む時期もあります。でも、まだ自分は山奥で彷徨ってるわけではなく、その前段階で対策を考えています。

先が見えなくなるのが不安だから、一生懸命未来へのヒントを見つけるのです。

 

10月から地元でイベント企画運営チームが本格的に動き出します。

コンサルティングや制作に関することは、城岡と土居しかできません。パソコン修理事業は会社のメイン業務から切り離し、森利口が引き継ぐことになります。いくら頑張っても「製造・生産」でしかないのです。

旅行代理店での勤務経験がある従業員、セミナーに詳詳しい従業員、デザインソフトが使える従業員、一人一人の経験から「イベント」というヒントが見つかり、そうなると具体的な目標や未来が見えてくる。

具体的なビジネスプランがあると、不安はなくなるのです。

 

イベント企画チームが動き出せば、周囲の人のメリットが大きくなります。僕たちはサポート力で喜ばれる。周囲の人はもっともっと活躍してもらう。具体的なプラスイメージを持つことができるわけですね。

 

失敗したらどうしよう?という感情

最大に成功した場合、どのような結果がでるのか?逆に的外れで大きく失敗した場合、どれくらいの損失があるのか?未来イメージはプラスとマイナス両方で考えておくと良いでしょう。

例えばですが、地元イベント企画チームの動きによって、年間_____イベントを運営できるようになったら、最低でも______人の人と関わることができます。売上は推定で____万円。逆に失敗したとしたら、そこにかかる経費は年間で____万円。

成功も未来。失敗も未来。失敗しても許容範囲なら問題ないわけです。あとは、そこに賭ける価値があるかどうかの判断ですよね。

 

光を見つけるために、空き缶を探せ!

 

理想の未来は待ってってもやってこない。いくら考えたって不安は解消できない。

今までのやり方が通用しないなら、次のヒントを見つければいい。ダメなことを何度繰り返してもダメなんです。

空き缶をヒントにするか、空き缶を蹴飛ばすか。あなたならどうするか?

ビジネスは自分で創るもの。毎日いろんなところからヒントを得て、道を見つけ、光に向かって進むだけです。

 

 

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