これからの人材育成、本当に1年で育つのか?

これからの人材育成、本当に1年で育つのか?

経営者と話をすると「人材育成」の話題になることが多いです。

社員が育たない。育ったと思ったら会社をやめてしまう。社員は給料をもらうのは当たり前ですが、社長は給料というよりも、そこに投資しているわけです。

年収400万円で社員を3人雇ったら1200万円の人件費がかかります。1200万円の利益を出すためには最低でその3倍4倍の売上が必要になります。

このリスクは経営者にしかわからないでしょう。だから、経営者と社員がわかり合うなんてことはあり得ないことだと思います。悪い意味ではなく現実問題として。

本題に入ります。

本当に人は育つのか?

1年2年かかっても、その後の生産性や営業力がアップするなら良いのですが、これだけ変化が著しい時代に、1つの分野だけを1年2年かけて教育することは賢い方法とはいえないような気がします。

確かに教育は大事です。でも、それは社員の自発的行動があってのはなし。

そもそも、考えない・アイディアを出さない・目標がないという人が9割以上だと思いますので、そこからの教育となると、経営者はうつ状態になってしまうかもしれません。笑

今までは、会社に商品や仕組みがあり、それを覚えながら徐々に先輩に追いつく。みたいな感覚だったかもしれませんが、それでは時代の変化についていけない会社になってしまいます。

それよりも、社員が好きなことと、会社がもってるものを組み合わせて、新たなサービスや取り組みを強化した方がはるかにスピードが早いです。

社員教育で育てるという感覚ではなく、今日からあなたはうちのメンバー。あなたの好きなことや得意なことを生かして、一緒に夢に向かって行動しよう!と言った方が、やる気がでるかもしれませんね。

結論を言うと、社員教育のゴールは「社員の自発的行動」だと思っています。

研修によって自発的を失うなら、それは社員教育でもなんでもない。ただ上司が、あーだこーだ言いたいだけ。

当然潰れます。笑