SNSでカメラで撮影した写真を投稿するようになって7年になります。はじめは全然仕事につながりませんでしたが、SNSで繰り返し写真を投稿することで、徐々に撮影依頼やビジネス相談が増えてきました。
まだSNSに慣れてない頃、僕はいいねが増えれば仕事が増えると思い込んでいて、いつも、いいねやコメントばかりを意識していました。
いろいろ工夫して、いいねが増えるコツもわかってきましたが、でも残念ながら、なかなか仕事にはつながりません。
何千枚と写真を投稿してわかったことは、「仕事に繋がる写真」と「いいねが増える写真」は性質が異なるということです。
反応が悪い写真
まず、それ以前に「反応が悪い写真」から説明します。
・天気の悪い日の景色は全体的に暗い写真(気持ちが下がる)
・孤独を感じさせるような寂しい写真(例えば夕方の港とか)
・空港や駅での行ってきます写真(特に知りたい情報ではない)
・仲間と食事をしてる時の写真(自分には関係ない)
・葉っぱとか花の写真(多分意味不明なのだと思う)
・自分見て見て写真(7年前はよくやってました^^;)
あくまでも僕の経験上ですが、これらが反応のよくない写真です。
いいねが多い写真
じゃあ、今度はいいねが多い写真について。これらの写真は割と反応がいいです。
・有名な場所(誰もが知ってる場所は反応が良い)
・旬の食べ物(山菜・うなぎ・きのこなど)
・意外性のある写真(パフェ男子やケーキおじさんなど)
・チャレンジ写真(何かに挑戦している写真)
・ノリが良くて明るい写真(滅多にとりませんが反応はいいです)
・子供の写真(一番反応がいい)
他にもいろいろありますが、これらの写真は、わりといいねが多い写真です。
では、本題に。
仕事に繋がる写真
仕事に繋がる写真とはどんな写真か?
3枚の写真を例に説明します。
こちらの写真は一番最近撮影したもので、久しぶりに美術館に行った時の写真です。
Facebookで投稿したところ、この写真がきっかけで1件の仕事に繋がっています。
どうして僕に?と質問したら、意外な答えが…
「このビシッとした平行感覚が好きなんです。城岡さんの写真は全て水平がきちんとしてるので好きなんです!」
という、びっくりな答えでした。
でも、たしかに水平垂直にはかかりこだわっています。この写真もまだまだ斜めに見えてしまいます。笑
そんな理由で?と思う方もいるかもしれませんが、どこにきっかけがあるかはわかりませんよね。
相手の感覚なので。
次はこちらの写真。
これは、2,3年前にぶどう狩りに行った時の写真です。
この写真からも、1件の仕事をいただきました。SNSで使う写真撮影とSNSの運営サポートの依頼をいただきました。
「きちんと撮ってくれそうだから。」という理由でした。
今までに何人ものカメラマンに撮影してもらったことがあるそうなのですが、ブレが気になったり、カメラマンの主観が強かったりで、満足できる写真が撮れた試しがないということでした。
「必要以上に綺麗に見せる必要はない。普通でいいんです。普通に明るい雰囲気できちんと撮ってもらいたいだけ。」
なんとなく言いたいことはわかります。
カメラマン目線の素敵な写真が、全ての人に受け入れられるわけではないということですね。
肝に命じて、普通に撮影させていただきました。その後、ポスターや広告のデータ作成の依頼もはいり、今もお付き合いが続いています。
最後は息子の写真です。
この写真は、ここ最近で一番反応がよかったかもしれません。
「子供・笑顔・赤」
たまたまなのですが、惹きつける写真の3条件が揃った写真ですね。
自分の経験から好き勝手書かせていただきましたが、僕なりの答えは「きちんと撮る」ということです。
写真を撮ってもらいたい人はたくさんいます。その人たちが、自分が撮りたい絵とSNSの投稿写真を重ねて完成形をイメージするわけです。
ブレた写真、構図がめちゃくちゃな写真、暗い写真、撮り手の世界感が強い写真だと、多分、よほどのファンじゃない限り仕事は入らないような気がします。
私もこんな風に撮って欲しい!こんな感じで商品を見せたい!など、相手のイメージと重なる「きちんとした写真」が、売れる写真の条件のような気がします。
アーティストはまた違う考え方なのでしょうけど。
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