9年間の交流会活動を振り返り思ったことをまとめてみました

目次

2019年の札幌交流会を終えて

2019年の札幌SNS起業家繋がり交流会が無事終了しました。毎年猛吹雪で大変だったのですが、今年は天気が良くて助かりました^^;

ブログやSNSを本格的に使い始めたのが2011年。それから毎年年末交流会を開催しているので今年で9回目になります。

はじめは僕1人ですべてを準備していましたが、数年前から普段から交流のある人たちと一緒に開催するようになりました。

毎年交流会では同じ質問をされます。

「どうして交流会を開催するのですか?」「メンバー選定はどのように行うのですか?」「交流会を開催するとやっぱり仕事につながりやすいのですか?」など、いろいろ質問されます。

ということで、久しぶりに交流会について書いてみたいと思います。

目的が曖昧だと厄介なことに…

交流会の目的。これがとても重要な部分です。目的を間違えてしまうと、まとまりのない交流会になってしまいます。

写真からは「うまくいってる部分」しか見えてないと思いますが、これまでに大きな失敗を何度もしてきました。

自分がでしゃばりすぎて雰囲気が悪い交流会になってしまったり、逆に気を使いすぎて堅苦しい交流会になってしまったり。

一番心にグサリと刺さった言葉は「結局城岡さんしかメリットない交流会ですよね?」と言われてしまったことです。

そんなつもりはないんですよ。涙

でも、そう見えてる人もたくさんいたということですね。なので、交流会に人を集めることが怖くなった時期もあります。

あと、誰かと一緒に交流会を開催するのも良し悪しで、ある年の交流会では主催者の一人が個人的に全員にプレゼントを用意していたのです。

参加者は喜んでくれますが、一緒にやってるメンバーとしては「え?なにそれ?聞いてないし…」「自分だけいいとこ取りかよ…」みたいな空気になってしまったわけです。笑

まあ、本当にいろいろあり、交流会がきっかけで人間関係が悪化してしまったこともあり、何のための交流会かわからなくなってしまった経験もあります。

今となれば懐かしい思い出で、だいたいの失敗は僕が悪いのですが。笑

それでも交流会を開催する理由

いろいろありましたが、でもやっぱり地元での交流会は毎年開催したいという思いがあります。

ご存知の方も多いと思いますが、僕は一度事業に失敗して一文無しになった経験があります。再出発した2006年から2010年の5年間はネットも使っていなかったので、いつも1人で仕事をしていました。

相談する人もいなければ、一緒に何かをやる仲間もいない。ネットを使ってないので人脈もなかなか広がりません。

周囲を眺めているだけで時間ばかりが過ぎてしまい自分は何もかわらない。そんな状態が何年も続いてしまったのです。

知識があっても技術があっても経験があっても、「人との関係」がなければ、仕事は成長できない。経験からそう思います。

人との関係性が重要と言っても「自分の人脈を増やすために自分が交流会を主催する。」これだと、過去と同じ失敗をしてしまいます。

じゃあどうすればいい?

「自分がつなぎ役になろう!」このように考え方を切り替えて、自分主体から参加者主体の交流会に考え方を変えることにしました。それが今の交流会の姿です。

繋がりを求めていない人まで呼ぶつもりはなく、考え方を押し付けるつもりもありません。参加者に楽しかった!と言ってもらうことができれば、僕はそれで満足です。

大勢の人と知り合うというよりは、大勢の中から1人でも気の合う人と出会うことができれば、ビジネスは今までと違う方向に進むもの。

そのきっかけの場を作りたくて交流会を開催しています。

メンバー選定はどのように行うのですか?

札幌起業家繋がり交流会は複数メンバーで運営しています。「どういうメンバーなのですか?」と毎回同じ質問をされます。

年末交流会の準備は8月くらいからスタートします。その時点で、普段から連絡を取り合ってる人たち数名に「一緒にやらない?」と呼びかけるところからがスタートです。

ここで一つこだわりがありまして「協力します!」という方には「やりたいか、やりたくないかで判断してくださいね!」と確認するようにしています。

協力してもらいたいのではなく、仲間と一緒に開催したいのです。

「協力します」「お願いします」という関係ではなく、「やりましょう!」「盛り上げましょう!」という関係を作りたいわけです。

なので、毎年主催メンバーは異なります。昨年は主催メンバーでも今年は一参加者という場合もあり、割と自然な形で主催メンバーを決めています。

交流会は仕事につながりやすいの?

交流会は仕事につながるのか?これは毎回聞かれますね。笑

交流会は人と人を繋げる場と考えているので、主催者の立場としては仕事に繋げることは考えていません。

交流会でセミナー案内や経営相談の申し込み用紙を配られたら嫌じゃないですか?聞いてもいないアドバイスをされても困りますよね?笑

なので、僕からは仕事の話をすることはありません。ビジネス関連の話をするとしたら相手から聞かれた場合のみですね。

広げたい。会ってみたい。きっかけ作り。楽しみたい。

交流会の募集ページにはこのように記載しています。

・人脈を広げたい
・SNSで見かけるあの人に会ってみたい!という方
・お仕事のきっかけが欲しい方
・年に一度くらいは交流を楽しみたい!という方

名刺交換から始まり、SNSで繋がり、次にお会いする時にはお友達になってるかもしれません。

自分の仕事を広げるためには、自分のことを知ってもらわなければいけないのですが、自分を知ってもらう前に、相手を知る必要があります。

会ってみたいと思う人がいたら、自分から声をかけてきっかけを作るべきだと思います。待っていても相手からは来てくれませんからね。

1人でも「また会いたい」と思える出会いがあれば、その交流会は「楽しかった」と思うことができます。

とは言っても、きっかけの作り方は人それぞれです。自分なりの交流の仕方で自然に気の合う人同士が仲良くなるでもいいし、いろんな人の話を聞いて何かヒントを見つけるでもいい。

そんなことは考えずに「たまにいろんな人と飲みたい〜!」とかでも全然OKだと思います。

まとめると、「人と関わるのが好きな人同士の交流会」ということになりますね。

ビジネスと交流の関係について

最後に、ビジネスと交流の関係についてお話ししたいと思います。

これからのビジネスは、SNSで情報発信がどうしても必要になります。たぶんこの記事を読んでるみなさんも、ブログやFacebookで日々いろんな情報発信をしていると思います。

情報発信にもいろんな考え方があり「お役立ち情報」がメインの人もいれば「影響力・ファン作り」が目的で情報発信している人もいます。

これが正しいという唯一の答えは存在しません。

ただ、共通して言えることは、コミュニケーションなしではビジネス加速は難しいということですね。

SNSを上手に活用してフォロワーとの関係を深めるでもいいし、それが苦手ならネットで繋がってる人とリアルに会ってみるでもいいと思います。

「会って何かメリットがあるの?」という考え方もあるようですが、損得ではなく、人と会えば必ず気づきやきっかけは得られるものです。

毎年この交流会が開催できるのも、99%は主催メンバーのおかげです。もしかしたら100%かもしれない。それくらいいろんな人に助けられて、この交流会を開催してきました。

1人でできないことも、みんなで力を合われば実現することができます。

交流は面倒な一面もあります。習慣の違い、認識の違い、相手の発言に対する違和感、プラスのことばかりではありません。

ゴールまでのプロセスの中で、それぞれにいろんなモヤモヤがあると思いますが、その中に自己成長のきっかけがあると思っています。

これからもいろんな形で、地元交流の場を作っていく予定ですが、どんな場においても考え方は同じです。

常に参加者目線で考え「参加してよかった!」と思われる場を提供できるように、しっかり準備を進めていきたいと思います。

長くなりましたが、以上が交流会を終えての城岡からのコメントとさせていただきます。

参加者の皆さん、主催者の皆さん、今年も一年ありがとうございました。

城岡


2019年主催メンバー
宮腰真理(natural beauty salon凛
平澤敦子(札幌イメージコンサルタントLa poche
近藤由香(経絡リンパエステShiny
西谷内佳澄(美人メイクアカデミー
久保大輔(ナツメ堂鍼灸院
佐藤拓哉(FP事務所 ROSSO
城岡崇宏(城岡プロモーション

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