人を応援することの意味

人を応援することの意味

応援することで応援される。たしかにそれもあるかもしれません。でも、その考え方だけだと、与えたら貰えるという発想になってしまうような気がします。

起業して数年は本当にお金の面で苦しかったです。誰も助けてくれないし、また、求めることもありませんでした。

いろんなビジネス本や自己啓発本を読みました。

本には、応援する、与える、喜ばれるという言葉がたくさん書かれてます。今も昔も、本質的な部分は変わらないのでしょう。

「そっか、やっぱり応援だよな。」そう思うようになったのが30歳を過ぎたあたりからです。

でも、すぐに応援できませんでした。

応援したくても、応援する人がいないのです。

誰をどのように応援すればよいか分からなかったのです。

この時、初めて根本から考え方を変えなきゃダメだと思いました。

応援する人がいないということは、仲間や友達がいないということなのかな?いろいろ考えましたが、そうではありませんでした。

仲間や友達はたくさんいましたが、問題はそこじゃなく、関わる人が何を目指して生きているかが不透明なままお付き合いをしていたのです。

若い頃は遊ぶだけの友達でも良いのまもしれませんが、社会人になれば遊びだけでは良い人脈はできません。

夢や目標を語ったり、時には議論や喧嘩をしたり、「気持ち」で相手と関わっていかなければ、相手のことは見えないことが分かりました。

応援するとはどういうことなのか?

応援されるためという考えもありますが、僕はもっと大きな意味があると思います。

誰かを応援するとは、相手や自分を知る心のゆとりだと思うのです。

応援したつもりが、お礼の一言も返ってこないことがあります。

それでもいいのです。

「まだまだ相手のことを理解できていなかった」と知ることができたわけですから。

応援にもいろいろあると思いますが、自分が応援することで、自分の心に答えが返ってくるものだと思っています。

どんな結果がでても、ポジティブに考えるべき。

たとえ何も返ってこないとしても、相手に同じことを求め腹を立てるのではなく、自分の感情に向き合うべきだと思います。

腹が立つのはもしかしたら見返りをもとめていたからかもしれません。

他人を応援することで、確実に自分は成長できます。

応援とはそういうものだと思っています。