この2枚の写真の違いわかりますか?綺麗な写真の撮り方
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、2枚の写真を見比べてみてください。スマホだと違いに気づかないかもしれませんが^^;
いかがでしたか?違いに気がついてもらえたかな^^;
この2枚の写真の構図はほぼ同じです。違いは写真を拡大するとすぐにわかると思います。
(左の写真)
左の写真は、奥の緑の木にピントを合わせて撮影しました。手前の赤い葉っぱが少しボケてますよね?これは奥の木にピントを合わせたからです。
(右の写真)
こちらは右の写真で、先ほどの逆。手前の赤い葉っぱにピントを合わせました。
どちらが良い悪いという話ではなく、ピントの合わせる場所によって写真全体が、これだけ変わってしまうのです。
実際にプリントした場合、左の写真はおそらく残念な結果になってしまうと思います。
そもそも撮影したかったのは紅葉ですから、奥の木に合わせる必要はありませんよね。
人物を撮影する場合は特に注意が必要です。
先日撮影したmimiedenさんのサロン写真です。撮影モデルは美肌形状記憶メソッド講師吉田理恵さんです。
この写真は、エステの気持ち良さを表現したかったので、表情にこだわりました。表情といってもいろいろあるわけですが、口元ではなく、目元で表現したかったのです。
この写真は髪の毛、鼻、肩などにピントを合わせてしまうと、おそらく主張したいポイントがわからない写真になってしまいます。
小さな映像ならごかましは聞きますが、この写真を使ってパンフレットなど印刷物にしようと思った時、ええーーー!こんなふうになっちゃうのー!と、せっかくの良い写真が役に立たないってことになってしまうかもしれません。
ちなみに、この葡萄の写真はTAKAHIROの文字と重なってる粒とその下の粒に合わせて撮影しました。
もしこの写真が奥の粒に合わせて撮影したら、手前が軽くボケて全体的に締まりのない写真になっていたと思います。
こちらの写真は、施術している人の手ではなく、ふくらはぎを撮ってます。
次の写真は、施術してる人の親指に合わせて撮影しています。若干足がボケてるのがわかりますよね?
なんとなく良い写真を撮るなら、ちょっと練習すれば誰でも撮れるようになります。でも、より伝わる写真を撮りたいのであれば、ピント合わせは絶対に覚えておいてください。
同じ場所、同じ構図でも、何を撮るかによって写真は変わります。ポイントは1箇所に絞る必要はありません。
同じ景色同じ構図でも、雲に合わせたり、山に合わせたり、手前の花に合わせたり、いろんなポイントに合わせて撮影してみてくださいね。
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